Googleカレンダー側、rakumo側ともに重複禁止設定を行い、予定管理者がユーザーの予定に利用設備として設備を招待する運用を行うことで、
Google Workspace 上で作成した設備を含む予定の重複登録を防ぐことができます。
1. rakumo カレンダーの設定を変更
設定方法
- rakumo管理画面 の カレンダー設定 > 一般設定にアクセスします。
-
予定の登録・編集 > 設備予定の重複登録に関する設定の「設備予定の重複登録を認めない」のチェックボックスにチェックを入れます。
-
画面右下の「設定を保存する」をクリックします。
上記設定を行うことで、設備予定の登録実行時に設備カレンダーの同時間帯にすでに予定が入っていた場合に、
重複のメッセージを表示して rakumo カレンダー上からの登録をできないようにすることができます。
rakumo カレンダーの重複禁止設定に関するご留意点
【重複判定範囲に関して】
rakumo カレンダーでは、登録時点から見て1年後までの期間で設備予定の重複判定が行われます。
- 【例】 2025年1月1日9時30分に登録する場合
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- 重複判定の対象となる予定:2026年1月1日9時30分までの設備予定
- 重複判定の対象外となる予定:2026年1月1日9時31分以降の設備予定
【重複が発生するケースに関して】
以下のような場合は、重複のメッセージは表示されず、設備の重複予約を完全に防ぐことはできません。
- 複数の端末から同時に予定の登録を実行した場合※
- 「Google カレンダー」側から設備予定の登録を行った場合※
- 設備が予定管理者かつ外部向け表示「予定なし」の予定に対して重複登録を行った場合
- 登録時点の時刻から見て「過去の日時」において設備予定の重複が発生した場合
- 登録時点の時刻から見て「1年より先の日時」において設備予定の重複が発生した場合※
※ Google カレンダー側での重複禁止設定を併せて行っていただくことで、Google カレンダー側の重複判定範囲内で重複して登録された予定は自動的に設備のステータスが「辞退」となります。これにより、重複登録をしたことに気づくことができます。
2. Google カレンダーで設定を変更
リソースカレンダーの「招待状の自動承諾」のオプションを「招待された日時が空いていれば自動承諾する」に設定すると、外部向け表示が「予定あり」から変更できないようになります。
また、ユーザーが予定管理者の予定の「利用設備」として選択された予定の時間帯が重複した際は、設備ステータスは自動的に「辞退」となり、重複予定の登録者にメールで辞退の通知が送られるようになります。※
※ Google カレンダーの仕様上、予定管理者が「設備」の予定はユーザーカレンダーと同様の扱いとなるため、重複判定のチェックが行われません。
併せて rakumo カレンダー側で重複禁止設定を行っていただくことにより、【予定管理者が「設備」かつ、外部向け表示「予定あり」で登録された予定】についても重複判定対象となり、rakumo カレンダー上からは重複登録が行えないようにすることができます。
設定方法
Google カレンダーのリソース設定画面→招待状の自動承諾→「招待された日時が空いていれば自動承諾する」を選択します。
詳細な設定方法につきましては、以下をご参照ください。
- 特権管理者アカウントでGoogleカレンダーにアクセスします。
-
画面左の【マイカレンダー】欄に該当のリソースが表示されているか確認します。表示されている場合は、(6)以降をご確認ください。
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マイカレンダーに該当のリソースが表示されていない場合は、【他のカレンダーを追加】の「+」をクリックして、「リソースのブラウジング」を選択します。
↓
- リソース一覧から変更を行いたい設備を探して、チェックボックスにチェックを入れます。
- 画面上部の「←」をクリックして、カレンダーに戻ります。
- 【マイカレンダー】に (4)で追加したリソースが表示されます。リソースにカーソルを当て、点が縦に3つ並んだ箇所をクリックします。
- 「設定と共有」をクリックします。
- 招待状の自動承諾で、「招待された日時が空いていれば自動承諾する」と設定します。
Google カレンダーの重複判定に関するご留意点
【重複判定範囲に関して】
Google カレンダーの仕様上、設備予定に対する重複判定の範囲は、単一予定と繰り返し予定とでは異なります。
どちらの場合も、重複判定範囲内で重複が発生した際は、予定の登録後に設備のステータスが自動的に「辞退」になります。
- 単一予定の場合:重複判定の範囲は制限されず、登録時点から1年より先の予定についても重複判定が行われます。
- 繰り返し予定の場合:初回予定の開始日を起点として1年以内の期間で重複判定が行われます。
- 【例】 2026年1月1日午前9時〜10時を初回予定として、毎月1日・終了日なしの繰り返し予定を登録した場合
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- 重複判定の対象となる期間:2026年1月1日午前9時 〜 2027年1月1日午前8時59分
- 重複判定の対象外となる期間:2027年1月1日 午前9時以降(初回予定の開始日から1年以降の範囲)
【重複が発生するケースに関して】
以下のような場合は、設備が自動的に辞退されず重複して登録されてしまいます。
- 登録時点の時刻から見て「過去の日時」において設備予定の重複が発生した場合
- 繰り返し予定の初回予定日の開始日から1年後以降の設備予定と重複が発生した場合
3. 設備予定の重複登録を防ぐための運用方法
- 予定の登録前:対象設備に予定が入っていないかどうかご確認いただく
- 予定の登録時:予定管理者がユーザーの予定に利用設備として設備を設定し、ご登録いただく
- 予定の登録時:設備の繰り返し予定は、予定開始から1年以内の期間で設定いただく
- 予定の登録後:対象設備のカレンダーを参照して、予定の重複が発生していないか(設備ステータスが「承認」になっているか)どうかご確認いただく
- 予定の登録後:対象設備から予定の辞退メールが届いていないかご確認いただく
ご注意点
Google カレンダー側、rakumo 側ともに重複禁止設定を行なった場合でも、設備カレンダーの設定や運用などにより、重複して予定が登録される場合がございます。
詳細につきましては、施設、設備の予定が重複して登録されてしまい困っています。対処方法を教えてください。 をご参照ください。