rakumo ご利用中の Salesforce 環境における ICU ロケール形式の有効化について

Salesforce 版 rakumo をご利用のお客様

いつも rakumo をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
rakumo サポートです。

rakumo ご利用中の Salesforce 環境における ICU ロケール形式の有効化について、お知らせいたします。

<目次>

ICU ロケール形式の有効化とは?

Salesforce 上では、ロケールを使用して日付、時刻、通貨、住所、名前、数値などの表示形式(フォーマット)を制御しています。
Salesforce 社は、このロケールについて、従来の Java Development Kit (JDK) ロケール形式から ICU ロケール形式への移行を段階的に進めています。まだ JDK ロケール形式を使用している組織には、Spring'25 にて、自動有効化が適用される予定となっております。

ICU ロケール形式の有効化につきましては、以下の FAQ および Salesforce 社から公開されている各種情報をご確認ください。

<参考情報>

rakumo ご利用中の Salesforce 環境における ICU ロケール形式の自動有効化について

ICU ロケール形式を自動有効化する際には、API バージョン 45.0 以上のコンポーネントが要求されます。
rakumo ソーシャルスケジューラー、rakumo Sync では上記要件を満たせていないため、rakumo をご利用中の Salesforce 環境では、ICU ロケール形式の有効化の自動適用に失敗します。

自動適用処理に失敗した場合、以下のようなメールが届きます。

2025/1/5 Sandbox 環境先行適用時のメール例:

件名:「Sandbox: ATTENTION: Sandbox の有効化に失敗しました」

本文:「システム管理者様

お客様の Sandbox 組織 {SandboxOrgID} は、組織で使用されている API バージョンが 45 を下回るため、通知したとおりに ICU ロケール形式で有効化されませんでした。

Apex クラス、Apex トリガー、およびカスタム Visualforce ページを API バージョン 45 以上にアップグレードしてください。詳細は、ヘルプ記事「Apex クラス、Apex トリガー、および Visualforce ページの API バージョン」を参照してください。

この更新は数週間後に本番組織にも行われます。変更が完了したら、フォローアップの確認メールがお客様宛てに送信されます。

この段階的リリースについてご不明な点がある場合は、ナレッジ記事「JDK ロケール形式の廃止と ICU ロケール形式の有効化リリース更新」を参照してください。

よろしくお願い申し上げます。
Salesforce」

本番環境での ICU ロケール形式の自動有効化について

ICU ロケール形式の有効化未実施 かつ 有効化を延期していない場合、Spring '25 にて ICU ロケール形式の有効化が自動適用されます。
2025/1/5 Sandbox 環境先行適用時にメールが届いている Salesforce 組織の場合、本番環境に Spring '25が適用される 2025/2/16 に同様のメールが届く可能性があります。
同様のメールが届いた場合でも、本番環境は正常に Spring '25 にバージョンアップされますのでご安心ください。

もし本番環境への Spring '25 適用の際に同様のメールを受け取りたくない場合は、2025/2/15 までに手動で ICU ロケール形式の有効化を実施していただくか、ICU ロケール形式の有効化を延期していただくようお願いいたします。

ICU ロケール形式を有効化した場合の rakumo への影響

API のバージョン 要件を満たしていない状態で ICU ロケールを有効化した場合の動作検証を実施しており、rakumo ソーシャルスケジューラー、rakumo Sync ともに、ご利用には問題ないことを確認しております。
このため、API のバージョンアップをしないことで、お客様の運用に影響を及ぼすことはありません。

ご対応のお願い

もし Spring '25 適用の際に同様のメールを受け取りたくない場合は、誠に恐れ入りますが、2025/2/15 までに手動で ICU ロケール形式の有効化を実施していただくか、ICU ロケール形式の有効化を延期していただくようお願いいたします。

手動で ICU ロケール形式の有効化を実施する

ICU ロケール形式の自動適用前に手動で有効化を実施することで、同様のメールを受け取らずに ICU ロケール形式を有効化できます。

詳しい手順は、以下の Salesforce サクセスナビをご参照ください。

ICUロケール形式の有効化の方法 - ICUロケール形式の有効化|セキュリティ・開発・運用|Salesforce サクセスナビ

ICU ロケール形式の有効化を延期する

設定変更により、ICU ロケール形式の自動適用を Summer'25 のリリースまで延期することができます。

<手順>

  1. 設定メニューのクイック検索ボックスに「ユーザーインターフェース」と入力します。
  2. 「ユーザーインターフェース」をクリックし、設定画面を表示させます。
  3. [ユーザーインターフェース 内の[ICU ロケール形式をスケジュールされたロールアウトの一環として有効化] のチェックを外します。
  4. 画面下部の「保存」をクリックします。

今後の対応について

API のバージョン 要件を満たしていない状態にて ICU ロケールを有効化した場合の動作検証を実施しており、rakumo ソーシャルスケジューラー、rakumo Sync のご利用には問題ないことを確認しております。
このため、API のバージョンアップをしないことで、お客様の運用に影響を及ぼすことはありません。

しかしながら、将来的な運用保守の観点から、API のバージョンアップを行うことを検討しております。
対応方針が決まり次第、サポートサイトおよびメールにて改めてご案内いたします。

何卒よろしくお願い申し上げます。

2025年 2月 7日
rakumo サポート