<2020/12/07 リリース> rakumo 共通 / カレンダー / ワークフロー / キンタイ :機能追加、仕様変更他

いつも rakumo をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

12月7日(月)に rakumo のアップデートを行いましたのでお知らせいたします。
アップデート情報は下記の通りです。

リリース日時

2020年12月7日(月) 12時45分

アップデート内容

rakumo 共通

■ 役職の設定画面に職位高低の説明を追加

職位の高さを設定する入力欄に、数字の大小と職位の高低に関する説明文を追加しました。
これにより、不慣れなお客様でも職位の高低を迷わずに設定できるようになりました。

■ 「ローカルファイル添付(旧: GAEファイル添付機能)」の「(旧:~)」を削除

過去、機能の名称変更があったため旧称を併記していましたが、名称変更から年数が経過しているため、旧称の併記をやめ、現行の名称のみに表示しました。

  • これまでの表記:「ローカルファイル添付(旧: GAEファイル添付機能)」
  • これからの表記:「ローカルファイル添付」

rakumo カレンダー

■ カレンダーリストの表示件数を 50 件に変更

大規模組織などでより多くの情報をご確認いただけるよう、rakumo カレンダーのカレンダーリストに表示される項目の数を 20 件から 50 件に変更しました。

■ 「限定公開」に関する表記を変更

rakumo カレンダーで予定に「限定公開」を設定する操作は、Google カレンダーで予定を「非公開」に変更する操作と同じです。
Google カレンダーの日本語版の表記が「限定公開」から「非公開」に変更されたことにより、これまで、rakumo カレンダーと Google カレンダーで表記が異なっておりました。
ユーザーの混乱を避けるため、現在の Google カレンダーの表記に沿った変更を行いました。

変更点:

  • 予定作成・編集画面の「限定公開」の項目名称を「公開設定」に変更
  • 予定に表示される表記を「限定公開」から「非公開」に変更

rakumo ワークフロー

■ 申請書のフォロー機能を追加

申請書をフォローすると、申請者や代理申請者以外のユーザーも、申請書の承認や差し戻しなどの通知を受け取れるようになりました。
また、その申請書に通知対象イベント(コメントを伴う承認、申請の取り消しなど)が発生したときに、メールや Slack で通知が行われます。

こんなときにご活用ください:

  • ワークフローの承認者が「自分が承認した申請書が、その後どうなったのか知りたい」とき
  • ワークフローの申請者が「申請書に変化が起きたタイミングで、もっと細かく通知を受け取りたい」とき

本機能は、リリースのタイミングですべてのユーザーへ提供されます。利用にあたって事前に管理者側で設定を行う必要はありません。
初期状態では、すべての既存の申請書が未フォロー状態のため、既存の申請書をフォローするには明示的にフォロー操作を行う必要があります。PC・モバイル版の両方で、フォローと解除を行うことができます。

機能・操作の詳細については、ワークフローのユーザーマニュアルをご参照ください。

■ 運用管理画面のメニュー順序の入れ替え

これまで、ワークフロー運用管理画面の申請管理系機能のメニュー順は、上から「申請経路の管理」→「申請区分の管理」→「申請書ひな型の管理」の順でした。
しかし、申請書ひな型の中に申請経路を直接設定できる「専用経路」が登場したため、新たに設定を行う際に「申請経路の管理」メニューを使用しない状況も増えています。
上記の背景から、メニューの順序を変更し、「申請区分の管理」→「申請書ひな型の管理」→「申請経路の管理」の順に改めました。

■ 条件分岐設定のステップ選択時のチェックボックスをチェックしやすく

ワークフロー運用管理画面から条件分岐を設定するとき、たくさんのチェックボックスにチェックを入れる必要がありますが、チェックボックスの大きさが小さく、設定作業の効率を下げていました。
そこで、クリックできる領域を「チェックボックスを含むセル全体」に拡大することで、クリックしやすくしました。

対象:

  • 分岐設定の追加:ステップを選ぶチェックボックス
  • 分岐設定の編集:ステップを選ぶチェックボックス
  • 分岐の一覧:「分岐の設定」を選ぶチェックボックス

rakumo キンタイ

■ 月の法定労働時間の総枠の計算方法を修正

これまで、「月の法定労働時間の総枠」(月の日数 * 40 / 7 )の計算を秒単位まで行っていました。
今回の修正で、「月の法定労働時間の総枠」は常に、秒単位を切り捨てて計算するようになりました。

影響範囲:

  • 全労働時間制: 「安全配慮上の超過時間」の計算
  • フレックスタイム制のみ: 法定外時間外労働時間
  • 変形労働時間制: 法定外時間外労働時間(ただし、日、週毎の法定外時間外労働時間とは別に、月の法定外時間外労働時間が発生している場合のみ)
■ 挙動の変化

例:フレックスタイム制で 200時間の実労働時間が発生した場合の法定外時間外労働時間計算

[before]

200時間(実労働時間) - 177時間8分34秒(月の法定労働時間の総枠)
= 22時間51分26秒(法定外時間外労働時間)

変更前の法定外時間外労働時間は、「勤務形態の設定 > 丸め設定 > 時間外労働時間」を「1分切り捨て」と設定していた場合、22時間51分となり、「1分切り上げ」と設定していた場合、22時間52分となっていました。
「時間外労働時間」の丸めを「1分・切り捨て」にしていた場合、法定外時間外労働時間が 1 分少なく計算されていました。

[after]

200時間(実労働時間) - 177時間8分(月の法定労働時間の総枠)
= 22時間52分(法定外時間外労働時間)

変更後は、計算に使用する月の時間外労働時間の総枠の秒を切り捨てています。
これにより、「丸め設定」で「1分切り捨て・切り上げ」のどちらを選んでいても、法定外時間外労働時間の計算結果に差異が生じなくなりました。

■ 日次、月次の丸め設定が1分のときは切り捨て・切り上げを選べないように

「月の法定労働時間の総枠」の計算方法の変更に伴い、rakumo キンタイでの時間集計では、秒は常に計算の対象外となります。
そのため、秒単位の「切り上げ・切り捨て」を意味していた「1分」の「切り捨て・切り上げ」は事実上、計算に影響しなくなるため、「勤務形態の設定 > 丸め設定」の日次と月次の丸め設定で「1分」を選択したとき「切り捨て・切り上げ」を選択できないように変更しました。