いつも rakumo をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
9月9日(木)に rakumo のアップデートを行いましたのでお知らせいたします。
アップデート情報は下記の通りです。
リリース日時
2021年 9月 9日(木) 12時59分
アップデート内容
- ボード
- ワークフロー
- キンタイ
・既存のポストを複製して新規ポストを作成する機能を追加
・速報が複数ある時のUIの変更
・ひな型専用経路の新規作成時に、他の申請書ひな型の経路をコピーできるように
・勤務パターンに応じた休憩自動取得の挙動改善
・時間単位休暇申請で24:00以降の取得が可能に
・法定休日の特定方法の追加
・時間単位休暇、半休取得時の打刻時刻の丸めに対応
内容詳細
rakumo ボード
既存のポストを複製して新規ポストを作成する機能を追加
PC版、モバイル版ともに、既存のポストを複製して、新規ポストを作成することができるようになりました。
ポストの詳細画面に、「複製する」ボタンを新たに設置しました。
「複製する」ボタンを押すと、そのポストの投稿内容を引き継いだ状態で、新規ポストを作成することができます。
↓
「複製する」ボタンは、自分が閲覧できるポストの詳細画面を開いた際に表示されます。
- 機能詳細
速報が複数ある時のUIの変更
これまで、速報が複数ある場合には、速報の左右に表示内容を切り替えるボタンが表示されていましたが、手動切り替えが必要なため、速報が複数あることに気づきにくい状態でした。
速報が複数あることに気づいてもらいやすくするため、UI 変更を行いました。
【変更点】
- 複数ある場合のみ、速報を数秒ごとに自動で切り替えて表示するように変更しました。
- 複数ある場合のみ、速報欄の下にナビゲーター(< ○ ○ >) が出現します。
- ナビゲーターをクリックすることで、表示されている速報を手動で切り替えることができます。
- ポストの作成・編集画面では、速報の自動切り替えは発生しません。
rakumo ワークフロー
ひな型専用経路の新規作成時に、他の申請書ひな型の経路をコピーできるように
ひな型専用経路を作成するときに、共有経路からのコピーに加え、他の申請書ひな型に登録された専用経路からもコピーできるようになりました。
申請書ひな型を丸ごとコピーしなくても、ひな型専用経路だけをコピーできますので、専用経路の登録がより簡単になります。
「専用経路を作成する」画面上部の「コピー元を選択」をクリックして、共有経路または専用経路をコピーすることができます。
【備考】
- 本機能は経路をコピーする機能であり、コピー元と経路を共有するための機能ではありません。
- コピー後は別々の経路として扱われます。互いに編集しても内容は連動しません。
- 経路のコピー元として、共有経路を使う申請書ひな型を指定した場合、共有経路の中身がそのままコピーされます。
rakumo キンタイ
勤務パターンに応じた休憩自動取得の挙動改善
勤務形態の設定 > 休憩取得の設定 の画面で休憩の自動取得をどのように行うか設定できます。
その中に、「勤務パターンで設定された時刻に自動で休憩を取得する」という設定があります。
この設定では、その日の出退勤打刻が揃った段階で、その労働時間内に含まれる勤務パターンで設定した休憩時間が自動で取得されます。
これまで、この自動取得は、出退勤が揃ったタイミングでのみ実行され、
出退勤が揃ったあとで打刻時刻を変更した際には、自動取得は実行されませんでした。
今回の修正で、打刻が修正されたタイミングで、再度、休憩の自動取得が実行されるようになりました。
- 例:勤務パターンで、休憩が 12:00~13:00、18:00~18:30 と設定されているとき
-
9:00~18:00 で打刻を行った場合、まず、12:00~13:00 の休憩が取得されます。
(ここまではこれまでと同様の動きです。)[修正前] 退勤打刻を19:00 に変更しても、18:00~18:30 の休憩は自動取得されませんでした。
[修正後] 退勤打刻を19:00 に変更すると、18:00~18:30 の休憩が自動取得されます。
時間単位休暇申請で 24:00 以降の取得が可能に
これまで、時間単位休暇申請の休暇開始時刻は 23:59 までしか設定できませんでした。
今回のアップデートで、24:00 以降も設定できるようになりました。
【ご注意点】
24:00 以降を開始時刻としても、取得日の判定は前日の日付となります。
つまり、その休暇申請が紐付いた日付が取得日となります。
【背景】
労働基準法では、日をまたいだ労働を行った場合、その労働は労働を開始した日付の労働とみなされます。
労働中の休暇取得もこの考え方に準じていることから、上記の仕様としています。
- 例: 8/23 の 26:00 に1時間、時間単位休暇を取得する申請を行った。
-
→ 8/23 に取得したものとして記録されます。8/24 に取得したことにはなりません。
法定休日の特定方法の追加
年間カレンダーの編集時に、法定休日の設定を行うことができます。
この設定の3つ目の項目に「休日労働のない最後の休日または全ての休日に労働した場合は最初の労働をした休日を法定休日とする」という選択項目がありました。
今回のアップデートで、すべての休日に労働した場合の挙動について「最初に労働した休日」か「最後に労働をした休日」かを選べるようになりました。
【背景】
法定休日の特定方法は、就業規則で定める必要がありますが、定めがなかった場合は、判例上、「最後に労働をした休日」とみなされます。
この判例に乗っ取る設定を新設しました。
参考:改正労働基準法に係る質疑応答(資料 3ページの Q10,A10)
時間単位休暇、半休取得時の打刻時刻の丸めに対応
勤務形態の設定 > 丸めの設定の中に、「出勤時刻に対する丸め」「退勤時刻に対する丸め」という設定があります。
この設定は、所定開始時刻や所定終了時刻から少しずれた打刻をおこなっても、その時刻ちょうどに打刻したとみなすための丸め設定です。
時間単位休暇や半休を取得した場合、所定開始時刻や所定終了時刻が変更されますが、
これまで、それらの変更を考慮していなかったため、時間単位休暇や半休を取得した場合、変更後の所定時刻で丸めができませんでした。
今回のアップデートで、変更後の所定時刻を考慮し、その時刻を基準として丸めが行われるようになります。
- 例
-
例: 出勤打刻に対する丸めを 10分と設定。
勤務パターンの設定で 9:00~18:00 を所定労働時間と設定。時間単位休暇を9:00~10:00 に取得し、出勤打刻を9:55 とした場合・・・
[アップデート前]
丸めが効かず、9:55 の出勤となります。[アップデート後]
10:00 を開始時刻とみなし、丸めが発生するため、10:00 の出勤となります。