rakumoキンタイにおける固定時間制の扱いについて、ご紹介します。
目次
固定時間制とは
労働基準法第四章に定められている、原則的な労働者の働き方です。
1日8時間・1週40時間の法定時間の遵守や、休憩および、週に1日以上または4週に4日以上の休日を与える必要があります。
rakumo キンタイでは、上記の原則的な労働者の働き方を「固定時間制」と称しています。
rakumo キンタイにおける固定時間制の扱い
日毎の所定労働時間を管理者が設定し、日、週ごとに時間外労働を計算します。
休日労働時間、深夜労働時間も計算されます。
詳細は以下の通りです。
所定時刻について
勤務パターンの設定で、日毎の所定労働時間を管理者が設定します。
所定時刻の初期値は 9:00 - 18:00 です。
半休の取得について
半休を取得することができます。
初期値では、午前の範囲は「9:00 - 13:00」、午後の範囲は「14:00 - 18:00」です。
時間休の取得について
初期状態では、時間休の取得はできません。
管理者が追加で時間単位休暇設定を行うことで、時間単位で休暇を取得することができるようになります。
労働時間・残業時間について
初期値では、みなし残業時間は設定されていません。
また、所定時刻外に勤務する場合に、時間外勤務申請を求められます。
- TIPS
- 固定時間制の法定外時間外労働時間の計算方法
-
「勤務パターンの設定」で設定した所定労働時間を超えた労働時間を(所定外)時間外労働時間として計算します。
日で8時間、週で40時間を超えた労働時間を法定外時間外労働時間として計算します。
休日勤務について
初期値では、休日勤務をした場合に、スタッフに休日出勤申請を求めます。
申請が承認されるか打刻を変更して休日勤務がなくなるまで、出勤簿の提出、締め作業ができません。
深夜勤務について
初期値では、深夜勤務の時間帯は 22:00 - 5:00 です。
また、深夜勤務時間帯に勤務する場合に、深夜勤務申請を求められます。
遅刻、早退について
初期値では、遅刻、早退ともに判定され、集計されます。
また、自己都合でない遅刻、早退については、申請を行い承認されることで判定を解除することができます。
休憩時間について
勤務形態の作成時期により、「休憩時間の取得方法」「休憩時刻の入力が必要な場合」の初期値が異なります。
現在新規作成する際の初期値は、【A】です。
【A】 2022年4月14日のリリース以降に新規作成される勤務形態
休憩時間の取得方法:「勤務パターンで設定された時刻に自動で休憩を取得する」
休憩時間の量: - (※)
休憩時刻の入力が必要な場合:「アラートを使用する」
※ 休憩時間の取得方法の値により、無効な項目として扱われます。
【B】 2022年3月14日のリリース以降 〜 4月14日のリリース前までに作成された勤務形態
休憩時間の取得方法:「労働時間に応じて自動で休憩を取得する」
休憩時間の量:拘束時間が 6:00 を超えたら 45 分の休憩、拘束時間が 8:45 を超えたら 60 分の休憩を取得する
休憩時刻の入力が必要な場合:「アラートを使用する」
【C】 2022年3月14日のリリース前から存在する勤務形態勤務形態の場合
休憩時間の取得方法:「労働時間に応じて自動で休憩を取得する」
休憩時間の量:拘束時間が 6:00 を超えたら 45 分の休憩、拘束時間が 8:45 を超えたら 60 分の休憩を取得する
休憩時刻の入力が必要な場合:「アラートを使用しない」
出勤簿の提出・修正について
初期値では、出勤簿の提出を求めます。
また、出勤簿の手入力打刻、修正も可能です。
出勤簿のアラートについて
初期値では、「出退勤打刻がない場合」「全休期間内に打刻がある場合」「休憩時間が労働時間に対して法定に満たない場合」「休憩時刻の入力が必要な場合(※)」に出勤簿にアラートが表示されます。
また、所定時刻外に打刻がある場合、休日に打刻がある場合、深夜勤務時間帯に打刻がある場合にもアラートが表示されます。
初期値では、いずれのアラートについても、メール通知は行われません。
(※)このアラートの初期値は、勤務形態の作成時期により異なります。
- 2022年3月14日のリリース前から存在する勤務形態では、「アラートを使用しない」
- 2022年3月14日のリリース以降に新規作成される勤務形態では、「アラートを使用する」